アンティークジュエリー:輝きの世界

アンティークジュエリーのことを特集した雑誌で、 ページ数は多くないですがアンティークジュエリーに関する様々な記事を読むことが出来ます。 ジュエリーの色々な味を少しづつ楽しめるようになっていて、まるでジュエリーの幕の内弁当を食べているような感じです。 ジュエリーのイメージからすると、幕の内というより懐石と言った方がふさわしいかな?

アンティークジュエリーに関するこだわり記事の数々

喪のジュエリーとして使われるジェット(漆黒のジュエリーで木が化石化したもの)や、 カメオのジュエリーに関する記事は他のジュエリー本では見かけないので新鮮です。 日本ではモーニングジュエリーといえば、ジェットよりも真珠の方が一般的ですけどね。 パールはオールマイティなジュエリーとして活用範囲が広く、着物にも合うので根強い人気があるのでしょう。

カメオを使ったジュエリーは女性にファンが多くコレクターも世界中にいるので、ジュエリーの中では需要が多い部類に入ります。 希少性が高い(ジュエリーの条件として重要)こともカメオの特徴の一つです。カメオのジュエリーは素材そのものの価値よりも、 そこに込められた思いや技術の高さを楽しむことに醍醐味があります。
※カメオジュエリーの主な材料はアゲート(めのう)ですが、石自体は特に珍しいものではありません。 しかし、カメオは自然の石が持つ模様を生かして作られたジュエリーなので、全く同じ物は2つと存在しないのです。 そのうえ、カメオに複雑で緻密なデザインを施すには高い技術が要求されますし、手間もかかります。

アンティークジュエリーのデザイナーは、テオドール・ファーナーをフィーチャーしています。 超メジャーなアンティークジュエリーの作家は敢えて外しているところが面白いですね。 アンティークのジュエリーを語る時に欠かせない人達(カステラーニやファベルジェなど)を取り上げたページもあるんですが、 それとは別記事の扱いとなっています。

アンティークジュエリーの海外ショップはウォルツスキーを紹介しています。 アンティークジュエリーの本場であるロンドンについて述べている本は多いのですが、 大抵はアンティークのジュエリーが手に入るエリアや地域全体を対象とした内容になっています。 この本のように、特定のアンティークジュエリーショップに焦点を当てているケースは少ないような気がします。 なぜなら、より多くのアンティークジュエリーショップを紹介するには、地域やエリアとして扱ったほうが効率が良いからです。

アンティークジュエリーの定番項目もチェック

アンティークジュエリーのカラー写真を多数掲載したページは、見た目も華やかでジュエリー好きの心を捉えて離しません。 アンティークジュエリーの歴史や見分け方に関する記事は、初心者にもとっつきやすい内容だと思います。 また、アンティークジュエリーの装い方や、ダイヤモンドのジュエリーについての記事なども見逃せません。 アンティークジュエリーの王道的な部分はキッチリおさえつつ、少しマニアックなところにも踏み込んでいるので、 アンティークジュエリーの奥深さを感じることが出来ると思います。 この雑誌を読んでアンティークのジュエリーに興味を持つ人が増えるといいなぁ。

アンティークのジュエリーを扱う媒体としては、本より雑誌の方が向いてるような気がします。 なぜなら、雑誌は色々な人が様々な切り口で記事を書いているから。

アンティークのジュエリーというのは作られた時代やジュエリーの数自体が限られていて、 本が複数冊になると内容の重複は避けられません。 現代のジュエリーをテーマにした本ならば、続々と出てくるジュエリーの新作を紹介することがメインになるでしょうから、 内容が他のジュエリー本と重なることは少ないんでしょうけど。

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