ジュエリー:創作の楽しみ

ジュエリー制作や宝石のことなどを含めた、ジュエリー一般についてまとめた本です。 ジュエリーを身近で親しみやすいものと感じられるように、本の大きさはコンパクトで読みやすい文庫サイズになっています。 鞄に入れておいても邪魔にならないので、通勤・通学の電車内でも気軽に読むことができます。 巻頭には創作ジュエリーの数々が掲載されていて、見る人の目を楽しませてくれます。 シルバーやゴールド、プラチナといった貴金属と、ダイヤモンドやルビー、パールなどの宝石素材が見事にマッチしています。

ジュエリーの世界遺産?

ジュエリーの基礎知識について述べた章です。色々なジュエリー本に目を通してきた私のような者にとって、 この章に書いてあることは新鮮味が薄く、少々退屈にも感じられるのですが、 ジュエリーブランドのミキモトが作った帯留め用のジュエリー、「矢車」を解体した写真には思わずハッとさせられました。

矢車というジュエリーを構成しているパーツの多さには驚かされます。先人が残してくれたジュエリーに関する遺産の中でも、 トップレベルに入るものだと思います。ジュエリーとして組み立てた状態が美しいのはもちろんなんですが、 パーツの一つ一つまでもが完成された美を誇っているところが素晴らしいですね。パーツが多い組み立て式のジュエリーは、 加工精度が高くないと作れません。矢車の作者は、かなり高度なジュエリーの製作技術を身につけていたんでしょうね。

ジュエリーの大切なパートナー:宝石

ジュエリーに彩りや華やかさを添えてくれる宝石について説明した章です。 創作ジュエリーの写真もたくさん掲載しています。 どのジュエリーも宝石が有する特徴や質感を生かすようにして作られています。 自由な感性で作られた独創的なジュエリーを見ていると、 自分の中に眠っているかもしれないクリエイティブな感覚が呼び覚まされるような気になります。

ジュエリー版、劇的ビフォーアフター?!

ジュエリーにもファッションと同様に流行り廃りがあって、一昔前のジュエリーには古臭さが出てしまうこともあります。 ジュエリーは洋服と違って素材自体の劣化が少ないので、作り変えて新しいジュエリーとして再生させれば、 何度でもいつまでも楽しめるのです。ジュエリーのリフォーム例を素材やアイテム別に示しているので、 タンスの肥やしになっているジュエリーをリフォームする際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

ジュエリー創作のススメ

ジュエリーには様々な楽しみ方があります。一般的なのは、ジュエリーを愛でたり身に着けたりする楽しみ方。 また、美しいジュエリーやクオリティの高いジュエリーというのは、自然とコレクションしたくなるものです。 お気に入りのジュエリーを手元に置いて眺めながら、所有する喜びを満喫しているという人もいることでしょう。

よりアクティブにジュエリーを楽しみたいという人にオススメなのが、ジュエリーメイキングの世界です。 ジュエリーを自分の手で創り上げる喜びを知れば、ジュエリーを楽しむバリエーションはさらに広がるはずです。 この章では、ジュエリーを制作する喜びについて語っているほか、 ロストワックスキャスティングというジュエリー技法について解説しています。

前半はワックス技法で使う材料や道具の紹介を、後半は二点のジュエリー(リングとブローチ)を作る手順について説明しています。 写真を多く使っているので、ジュエリー作りの工程をイメージしやすいと思います。 ハードとソフト、両タイプのワックスを使っていて、バランスのとれた構成になっています。 ジュエリーは二点とも18金ゴールドで作られていて、ハードワックスを使って作成したリングの方にはアメシストを、 ソフトワックスを用いて制作したブローチにはジャスパーという石をセットしています。

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